なぞなぞ概論

本項では最近巷に流行る「なぞなぞ」の原理や構成、その実際について論じます。

なぞなぞってな~んだ?

なぞなぞ(謎謎、なぞ)は、問いかけに対して、とんちを利かせた答えを要求する言葉遊びを用いたクイズである。ただし普通のクイズとは違って正解は事実に基づくものではなく、言葉の意味をこじつけた駄洒落・洒落が多い。韻を踏んでいたり、何かに見立てられたりする。転じて、言葉によって婉曲的にわからせる事についてもなぞなぞという。

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たとえば

  • 「食べられないパンってな~んだ?」

という問いかけの想定解は「フライパン」ですが、実際にはフライパンは食べ物のパンではありません。しかし「フライパン」という言葉の尻の「パン」によって食べ物のパンとみなしているわけです。またパンは食べ物であるにも関わらず「食べられない」という状況は不可解ですが、このように一見して矛盾したような状況を作っておくと答えの推論が楽になる場合があります。
また、ある程度一般的な知識のみを要求するようななぞなぞでないと答えにたどり着くのが極端に困難になります。ゴルブリ部の過去問ですが

  • 「美味すぎて天地開闢な~ぜだ?」
    • 「うますぎてウマシアシカビヒコジの神だから」

というなぞなぞは、ウマシアシカビヒコジが日本神話における天地開闢のくだりで登場する神であることなどを知らないと正解しずらいです。
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クソ難しいなぞなぞを出して、人々が分からないさまを眺めるタイプの娯楽もあります。

なぞなぞの作り方

実際になぞなぞを作ってみましょう。基本的にはクソつまらん駄洒落をどうにかしてなぞなぞの形式に落とし込むことで人前に出せるようになります。

  • 「お茶を飲もうとしたら飲めなかった、な~ぜだ?」
    • 「お茶かと思ったら少女漫画雑誌ちゃおだったから」
  • 「語らない皇帝だ~れだ?」
    • 雷帝イワン(言わんので)」

もっと知的ななぞなぞも存在しますが、そういったなぞなぞは作ろうという意識で作れるものではなく、たまに思いつくものなので再現性はないです。

なぞなぞを出す

作ることと出すことは微妙に違います。いいなぞなぞは聞き方によって答えが一意に定まります。「○○」と「××」でなぞなぞが作れそうだな、となっても「○○」を答えさせるのか「××」を答えさせるのか、あるいは理由として問うのか方法として問うのかという部分は、出そうと思うと案外気を使います。

せいかいを発表する

原則として正解は発表するべきです。もっとも、ハナから正解のない問いかけをあえてなぞなぞとして出す嫌がらせも存在しますが、そういった場合は稀です。過去問では

  • 「仏は三斤の綿である、な~ぜだ?」
    • 「これは有名な禅問答で、正解は無いです」

というものがありますが、これ以外はすべて正解が発表されています。正解発表のタイミングも難しい気がしますが、忘れないうちにしておきましょう。

まとめ

以上がなぞなぞの大まかな枠組みです。みんなもなぞなぞを作ってみてはいかがでしょうか。それでは最後に一つなぞなぞを出題して本項を終えたいと思います。

なぞなぞ
ヤバいカバってな~んだ?







せいかい
ヤバ